『夫婦円満』
夫婦いつまでも仲良く、毎日を楽しく過ごす。
そんな夫婦生活を送ることができたら、とても幸せですよね。
でも長い長い夫婦生活、ずっと円満な状態でいるのは難しい。。。
あなたは相手にこんな不満を感じること、ありますか?
- 相手の言葉や行動にイライラする
- 自分への気づかいが足りない
- マンネリだ
パートナーのことを不満に思う気持ち、どうしても出てきてしまいます。
でも、あなたが夫婦生活に不満を感じているとき、実はパートナーの方が、あなたに対してもっと不満を感じているかもしれません。
特に男性の方は、女性が不満を感じていることに気づいてない場合がとても多いです。
パートナーのこと、思い浮かべてみてください。
こんな様子はないですか?
- 自分に対する態度が冷たい
- いつもイライラしている
- 隠し事をしている気がする
「あれ、ひょっとしたら、今の状態ってやばいかも。。。?」
あなたがそう思ったとき、実は危機がすぐ目の前に迫っているかもしれません。
そうなる前に、今回は男性の方におすすめ、夫婦円満の秘訣がわかる本をご紹介します。
夫婦円満の秘訣がわかる本3選
夫婦円満に秘訣がわかるにおすすめの本。
今回は、
- 「夫婦のかたち」
- 「自分の心のありよう」
- 「パートナーへのかかわり方」
という観点で、3冊を選びました。
『すぐそばも幸せにできないで -半径5メートルのレシピ-』
私は知人が結婚すると聞いたら、必ずこの本をプレゼントしています。
結婚前に読むのがベストですが、結婚後でも、これからの結婚生活をよりよくしていくために、ぜひぜひ読んでほしい本です。
ここから、読んでほしいポイントをご紹介します。
半径5メートル以内にいる人 幸せにできていますか?
著者の高島さんは、自分からみて「距離が遠い人」よりも、身近なすぐそば、「半径5メートル」以内にいる人を大切にしたいと言っています。
もし世界中の人々が半径5メートルの“すぐそば””を
すぐそばも幸せにできないで | 高島 大
幸せにすることができたなら、
この世界は一瞬で幸せに溢れた世界になる
あなたは、どうでしょうか?
「パートナーや家族、身近にいる人ほど大切にできていない。。。」
こんなこと、ないでしょうか?
夫婦は3年で関心がなくなる?
ほとんどの夫婦は、3年も過ぎると関心が薄れていく。
それが「普通」だと言われています。
でも、高島さんは、
「だったら俺は『普通』じゃなくてええな。」
と言いきっています。
沢山の人に関心を持つのは難しいけど、
すぐそばも幸せにできないで | 高島 大
せめて自分の一番すぐそばにいる
一番大切な人くらい、
いつも関心を持ってようと思う。
あなたは、どうでしょうか?
パートナーに関心、ずっと持てていますか?
- パートナーが自分に冷たい
- 自分への気づかいが足りない
こんな不満を持っているあなた。
実はその原因、あなたがパートナーに関心がないからかもしれませんよ。
あなたの理想の夫婦像は?
本の中には、家族の何気ない日常からあふれる奥さんへの思い、娘さんへの思いが、とても温かい言葉で綴られています。
たとえばこんなテーマです。
・人は完璧じゃないから幸せ
すぐそばも幸せにできないで | 高島 大
・親子は無意識 夫婦は意識
・旦那が奥さん褒めんでどうすんじゃい!
・「マンネリ」は「ほっこり」
・「正しさ」よりも「思いやり」
・パートナーに不満を持った時の必殺技
他にも、紹介したいテーマがたくさんあります。
「こんな風にパートナーと過ごせたら、最高の夫婦になれそう」
素直にそう感じさせてくれる本です。
あなたの「半径5メートル」、ぜひ見つめ直してみてくださいね。
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
インパクトの強いタイトルなので、読んだことはなくても、本屋で見かけた記憶がある方も多いのではないでしょうか?
「近年の自己啓発系書籍No.1」と言っても過言ではない本で、アドラー心理学についてとてもわかりやすく書かれています。
ここから、読んでほしいポイントをご紹介します。
すべての悩みは対人関係である
アドラー心理学は、「全ての悩みは対人関係にある」と定義しています。
「対人関係」の中でも最も深い関係なのは、「夫婦関係」ではないでしょうか。
この本は、「対人関係」の悩みを解消するための考え方について書かれた本です。
つまり、夫婦関係の悩みに対しても参考になることが盛りだくさんになっています。
人は怒りを捏造する
あなたは、パートナーを怒ってしまうことはありますか?
「ついカッとなって」
感情を抑えきれずについ大声を出してしまう。。。
そういう時って、どんな人でも1度はあると思います。
でも、アドラー心理学は
「ついカッとなって」という感情を否定します。
「怒り」は抑えられないのではなく、
相手を屈服させ、
自分のいうことを聞かせるために、
あなたが自分自身で捏造したものだと。
「怒り」は「出し入れ可能な道具」なのだと。
その証拠として、次のようなたとえ話をあげています。
ある家で、母親と娘が口喧嘩をしていると、電話のベルがなりました。
嫌われる勇気 | 岸見 一郎,古賀 史健
母親はあわてて電話の受話器をとり、「もしもし」と答えます。
その声には怒りの感情がこもっています。
が、電話の相手が娘の担任とわかると、声色は丁寧なものに変化しました。
よそいきの声で5分ほど会話交わし、受話器を置きました。
と同時に、血相を変えて娘に怒鳴りはじめたのです。
いかがでしょうか?
あなたが、パート―ナーに対して怒っているとき、
「手っとりばやく相手をだまらせたい」
「自分の気持ちを押し通したい」
こんな打算的な気持ちはいっさいないと、言えますか?
本来ならもっと丁寧なコミュニケーションの方法があるはずなのに、
手軽で楽な「怒り」の手段ばかりを使っていると、
相手はどんな気持ちになるでしょうか。。。?
「承認欲求」について
あなたが、パートナーのためにプレゼントをあげたとき、パートナーの反応が薄かったり、プレゼントにケチをつけられたとします。
その時、あなたはどう思いますか?
人がせっかくあげたのに、なんだよ!
と、怒るでしょうか?
それとも、
もっといいものをあげればよかったかな。。。?
と、落ち込むでしょうか?
こういった、人に認められたいと思うこと。
心理学では『承認欲求』といいます。
そして、アドラー心理学は、この『承認欲求』を否定せよと言っています。
「誰かにほめてもらえるから、行動する。」
ということは、
「誰にもほめてもらえないなら、なにも行動しない」
ということになります。
人生は、誰かに褒めてもらえないと生きていけないのでしょうか?
本には、次のように書かれています。
もしもあなたが「他者の期待を満たすために生きているのではない」のだとしたら、
嫌われる勇気 | 岸見 一郎,古賀 史健
他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」のです。
相手が自分の思うとおりに動いてくれなくても、怒ってはいけません。
それが当たり前なのです。
いかがでしょうか?
夫婦といえども、他人は他人。
相手が自分の思ったとおりの反応をしなくても、それは当たり前なのです。
たとえ夫婦でも、相手に承認を求めてはいけないということがわかります。
このほかにも、本の中にはこれまで「当たり前」と思っていたものが根っこからひっくり返されるような、そんな「考えかた、心のありよう」の例がたくさん出てきます。
「当たり前」がいかに人生を苦しくさせているかに気づかせてくれます。
そして、アドラー心理学が対人関係の「ゴール」と定義する「共同体感覚」。
夫婦にとって、この感覚はとても重要だと感じています。
ぜひ実際に読んで、考えていただきたいです。
『私、夫が嫌いです モラ夫バスターが教える”なぜかツライ”関係から抜け出す方法』
男性の方には、衝撃的なタイトルですね。
私も最初、本を開くのが怖かったです。
女性の方は、「まさにこれ!」と共感される方がとても多いかもしれません 汗
「夫婦円満」とは真逆の本です。
しかし、「反面教師」として、この本から得られる「夫婦円満」の教訓はたくさんあります。
ここから、読んでほしいポイントをご紹介します。
男性は根本的にモラハラ体質?
離婚問題に接する中でつくづく思うのは、
「男性は、根本的にモラハラ体質である」
ということです。
実は私自身も、過去の離婚原因はモラハラによるところが大きかったです。
そして今でも、自分の中にモラハラ気質が根付いてしまっていると自覚しています。
この事実に気づいてからは、心の中のモラハラ気質と戦う日々です。
この本に、書かれていること、多くの男性は、本当に何気なく、悪気なく使う言葉、行動がたくさん出てきます。
たとえば、次のようなこと、ありませんか?
- 具合の悪い妻の様子を見て、妻の心配よりも自分の飯の心配をする
- 家事を手伝った時に、妻から何か指摘を受けると「そんなに言うならもうやらない」とふてくされる
- 妻が疲れたというと、「俺の方が疲れている」と言う
- 「普通なら~」「そんなの常識だ」と「普通」「常識」を強調して非難する
- 想定外のことを言われたら、「いきなり言われてもわからない」と聞き入れない
- 「理解させないお前が悪い」と自分が理解する努力の不足を責任転嫁する
いかがでしょうか?
思い当たること、ありますか?
もし思い当たるとしたら、これらの言葉や行動が、どれだけパートナーを傷つけているか、想像したことはありますか。。。?
人類の歴史はモラハラの歴史?
なぜ多くの男性に共通したモラハラ傾向があるのか?
本の中では、「男尊女卑」「イエ制度」といった、これまでの日本の文化が「モラハラ文化」なのだと指摘しています。
(日本以外でも、男性のモラハラ問題は世界中で非常に多く取り上げられています。日本だけでなく、人類の歴史は男性優位の社会で築かれてきたと、個人的には思います。「話を聞かない男、地図が読めない女」という本には、原始時代からのDNAが男女の思考の違いを生んでいると、説得力のある理論で書かれています。)
男性のモラハラ傾向の要因がどこにあるのかという真相はともかくとして、男性には、
- 男性優位に作られている社会の影響を、多かれ少なかれ必ず受けている
- ネイティブにモラハラ気質が染み込んでいる。
こういった傾向が強いことは事実としてあります。
自分は良かれと思ってやっている。
でも、実はそれが、相手を傷つけている。。。
そして、自分では何が原因かわからないまま、相手から離婚を要求される。。。
これって、とても怖いことじゃないですか?
でも、実際こういう方、たくさんいます。
わたしも、そうでした。
自分のモラハラ度、ぜひ一度チェックしてみてください。
皆さんには私のような過ちを犯さないでほしいと、強く願っています。
まとめ
以上、夫婦円満の秘訣がわかる本3選をご紹介しました。
離婚の心配をすることなく『夫婦円満』でいるためには、二人の夫婦生活をどうしていけばよいか、その秘訣を考え、学び続けることが大切だと、私は考えます。
そして、あなたがこれらの秘訣を実際に行動に移すこと。
これらが何よりも大切です。
相手が変わってくれるのを待ってはいけません。
夫婦円満になりたいなら、動き出すのは、あなたからです。
一見、夫婦問題とは関係のない本の中にも、夫婦の関係に置き換えると参考になる本はたくさんあります。
今回ご紹介した本をきっかけに、よりよい夫婦生活を送ってもらえたらうれしいです。
もし、「本を読んでも、どうすればいいかわからない。。。」
そんな時は、当サロンにご相談ください。
マラソンの伴走者のように、あなたの横で一緒に考え、寄り添っていきたいと考えています。
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夫婦円満になる方法はわかったけど、そもそも「妻の気持ちがわからない。。」とお悩みのあなた。
「妻の気持ちがわかるようになる本3選 」として、
・「男女の違い」がわかる本2冊
・「聞き上手」になれる本1冊
を紹介しています。
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