「熟年離婚が過去最高」になった原因と対策は? | モーニングショーでも話題に

時事関連

2022年8月30日放送のモーニングショーで「熟年離婚」がテーマとして取り上げられました。

また、モーニングショーの放送を受けて、Twitterで一時「#熟年離婚」がトレンド入りしました。

「熟年離婚が過去最高」

厚生労働省が2022年8月24日に発表した「令和4年度 離婚に関する統計の概況」では、2020年に離婚した夫婦のうち、20年以上同居した「熟年離婚」の割合が21・5%となり、1947年以降で過去最高になりました。


さてここで、あなたにお聞きします。

熟年夫婦の方、あなたは、自分たちの夫婦生活は問題ないと思いますか?

熟年でない方、自分には無関係だと思いますか?
あなたが熟年になったとき、パートナーから離婚を切り出されたらどうしますか?

今回は、「熟年離婚」についてモーニングショーの出演者コメントやTwitterでの熟年離婚へのつぶやきに見られる「熟年離婚の原因」と、夫婦カウンセラーとして「今からすべき対策」をお伝えします。

「熟年離婚が過去最高」モーニングショーでも話題に

厚生労働省が2022年8月24日に発表した「令和4年度 離婚に関する統計の概況」(下図)で、熟年離婚が過去最高となりました。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon22/dl/suii.pdf

2022年8月30日放送のモーニングショーでは、「熟年離婚」について様々な意見が出ていました。

一般男性からの意見では

  • 早期退職後の生活で歯車が狂い、何もかもうんざりした
  • 妻がつくる食事でけんかになった

などが紹介されました。

一方、一般女性からは

  • 子供が成人して役目が終わった
  • 女性が自立して、我慢より自由に暮らしたい人が増えた
  • コロナ禍で一緒にいる時間が増えて、いやになることが多くなった。

などの意見が上がりました。

夫婦問題研究家の岡野あつこさんは次のようにコメントしました。

今まで「夫婦は一生添いとげるもの」という考えがあったが、今の時代は「我慢することはない、長生きだからもっと後悔することのない人生を」という人が増えた。

https://www.j-cast.com/tv/2022/08/30444627.html?p=all

一般女性の意見にもあったように、「女性も経済的に自立できるようになったこと」で「我慢する必要がなくなった」ことが原因にあるようです。

弁護士の菊間千乃さんと羽鳥慎一アナのやり取りでも同様のことが言われました。

菊間さん「面と向かって過ごす時間が増えると、不安も大きくなる。ただそこで、離婚に向かう人と、そうでない人の違いってなんだろうな?」

羽鳥さん「時代とおカネですか」

https://www.j-cast.com/tv/2022/08/30444627.html?p=all

羽鳥さん、ストレートですねw

コメンテーターの玉川徹さんからは、女性と男性の思いの差について話していました。

よく聞くパターンは、女性から切り出す場合、男の方はいきなり言われたと感じる。女性の不満をわかっていなかった。でも女性の方はずっと積もり積もって爆発した。男の側から言うと『だったら、早く言ってよ』思うみたい。だけど女性の方から言えば、サインはずっと出していた、貴方が気づかなかっただけ。

https://www.j-cast.com/tv/2022/08/30444627.html?p=all

私も、熟年離婚の大きな原因はこのすれ違いにあると感じています。

Twitterでも「#熟年離婚」がトレンド入り

モーニングショーの放送を受け、Twitterでも「#熟年離婚」がトレンド入りしました。

https://matomame.jp/user/yonepo665/6d805eacb6af461e3c64
https://matomame.jp/user/yonepo665/6d805eacb6af461e3c64

https://matomame.jp/user/yonepo665/6d805eacb6af461e3c64
https://matomame.jp/user/yonepo665/6d805eacb6af461e3c64

「遺族年金」「ストレスの元凶」「ATM」など、なかなかドライで厳しい意見も多く出ていました。

いったいなぜこのようになってしまうのでしょうか?

「熟年離婚が過去最高」になった原因と対策は?

熟年離婚の原因はいろいろありますが、一括りでまとめると、大きくは次の1点だと考えます。

・パートナーは「他人」という意識の欠如

パートナーは一番近い「他人」

あなたは、パートナーはどんな存在だと思いますか?

なんでも分かち合える存在でしょうか?
生活を支えあう存在でしょうか?

いろいろな定義があるでしょうが、大前提としておくべきは、パートナーは「一番近い他人」だということです。

家族の中でも、パートナーは特殊です。

無償の愛を注がれた「親」や、無償の愛を注ぐべき「こども」のように、生まれたときからつながりがある存在ではなく、元々は別々で育った「他人」なのです。

私たちは、他人と上手に付き合っていくために様々なマナー、道徳を学びます。

  • あいさつをする
  • 笑顔で話す
  • ありがとうを言う
  • 感謝する
  • 悪口を言わない
  • 清潔でいる

人としての基本的なこと、パートナーにできていますか?

夫婦はいつも近くにいるので、ついこういった基本を忘れ、相手に甘えたり、不満を覚えたりします。

毎日毎日少しずつ積み重なることで、熟年のころには取り返しようのない溝になってしまいます。

特に熟年の男性は、「女性は家庭で尽くすもの」という意識が強く、他者としての尊重を忘れている方が多いです。

モーニングショーのコメントに「女性の不満のサインに全く気づかない男性が多い」とありました。

「私を尊重していなかった」と言われても仕方のないことです。

対策は「今日から基本を積み重ねること」

では、熟年離婚を避けるためにはどうすればよいか?
これも、答えはひとつです。

・今日から行動する

人としての基本的なことを、一つ一つ、今日から積み重ねていくこと。それしかありません。

夫婦生活に特効薬はありません。
あなたがもし「その通りだ」と思っていただいたなら、「今日から」「あなたから」行動を変えましょう。

まとめ

もし熟年離婚にお悩みの方は、当サロンにご相談ください。
マラソンの伴走者のように、あなたの横で一緒に考え、寄り添っていきたいと考えています。

一人で抱え込まずに、遠慮なくご相談ください。

(※個別具体的な法律アドバイスや相手との協議の代行はできかねます。あらかじめご了承ください。)

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