【男性向け】離婚後に立ち直って幸せな人生にするために | 夫婦カウンセラーのおすすめ本3選

このブログを読むあなたは、次のいずれかの状況にいる方かと思います。

離婚は、ほとんどの方にとって未知の世界。

「離婚しても幸せになれるのだろうか・・・？」

とても不安な気持ちを抱えているのではないでしょうか。

そこで今回は、夫婦カウンセラーとして、「離婚後の人生を幸せにするために読んでほしい本」を3冊ご紹介します。

離婚後の人生を幸せにする本3選

「離婚後の人生を幸せにするために読んでほしい本」

今回は、

の3つの観点から、おススメの本をご紹介します。

ぼくたちの離婚

この本は、男性の離婚経験者に、離婚エピソードをインタビューしたものです。
インタビュアー（著者）は、ご自身も離婚経験者であるライターの稲田豊史さん。


世の中の離婚エピソードは、大抵女性から発信されています。
離婚に至る経緯や、離婚後の人生など、実にリアルに、詳細に語られているものが多いです。

一方、男性の離婚の発信は、離婚した事実のみにとどまることが多いです。
離婚の詳細や、どんな気持ちだったかを発信する人はとても少ないです。

この本は、そんな男性側の本音が正直につづられています。
女性からどう見られるかと言った忖度は一切なく、男性にとって都合のよい考えも含めてリアルに描かれている、とても貴重な1冊です。

離婚の悩みを分かち合える人はいますか？

なぜこの本をあなたにおススメするのか？

おそらくですが、あなたには、「離婚の悩みを分かち合える方が少ない」のではないでしょうか？


これは、あなたに限ったことではありません。
冒頭で、「男性の離婚の発信は、離婚した事実のみにとどまることが多い」と書きました。
男性は「離婚の悩み」を言いたくないのです。
男性は「弱み」を見せたくないという性質があるからです。


自分も悩みを言わないし、他人からも悩みを聞かない。
だから「他の男性がどんな夫婦生活を送り、どうして離婚したのか」を知ることが難しいのです。


あなたが今、離婚で悩んでいる中で

と、自分の考え方が原因で離婚になってしまったのでは、と思うこと、ありませんか？


この本は、

ということを教えてくれます。

そして、いろいろな人のケースを知ることで、
あなたの離婚の中に、新たな発見、学びや、今後の人生に活かすべきものが見つかるはずです。

最後に、この本のあとがきに書かれている言葉は、今のあなたにぴったりなのではと思います。

苦渋の決断で離婚を選択した本書の取材対象者たちに、筆者は声を大にして言いたい。
あなたたちのその選択は正しかった。
社会が、世間が、元配偶者が、どれだけあなたたちをなじろうとも、筆者はあなたたちの選択を尊重する。

ぼくたちの離婚 | 稲田　豊史

私は知らなかったのですが、最近漫画化されていました。
ネットサンプルで1話だけ読ませていただきました。
本の世界観が漫画でとてもよく表現されていると感じました。
漫画がお好きな方はこちらでどうぞ。

あやうく一生懸命生きるところだった

韓国でベストセラーとなった、「一生懸命をやめる」ことをお勧めするエッセイです。
なんでも、あの東方神起も愛読しているとか。

本の著者のハ・ワンさん、韓国の超難関美大を出たあと、成功してお金持ちになりたいと、会社勤めとイラストレーターのダブルワークで猛烈に働きます。

でも、40歳目前になってもまったくお金持ちになれていない現実にがっかりし、会社を辞めてしまいます。

本は、会社を辞めた後ののんびりした生活や、競争社会を必死に生きることへのアンチテーゼが綴られています。

離婚って、人生の失敗ですか？

なぜ、この本をあなたにおススメするのか？

あなたは、今、離婚という問題に直面しています。

でも、あなたが結婚するとき、まさか自分が離婚することになるって、考えていたでしょうか？

離婚を前提で結婚する人、中にはいるかもしれませんが、通常は生涯を共に過ごすことを思い描きます。

そんなあなたは、離婚を、「人生を踏み外してしまう」と思っていないでしょうか？

そう、どちらも、「一般的な幸せの道」からドロップアウトした状況なのです。

ハ・ワンさんは、競争社会からは脱落しました。でも、その後に待っていたのは、大らかで楽しい人生だったのです。

離婚をすることは怖いです。
特に、相手から離婚を要求されている場合は、離婚が自分から沸き起こった感情ではないので、ますます怖いし、認めたくない気持ちになっていることでしょう。

でも、「離婚が怖い」と思うその原因、「パートナーのことを愛しているから、失うのが怖い」のでしょうか？
次のような気持ちはないと、言えますか？

この本を読むと、「ステレオタイプな幸せから離れても、なんてことはない」と感じることができます。

ぜひ気楽に読んでみてください。


最後に、この本に書かれている言葉で、今のあなたにぴったりなものを1つご紹介します。

終わった恋を嘆いても仕方ない。
考えようによっては、別れにだって良い面がある。
失ったときこそ、得られる喜びを噛みしめよう。

危うく一生懸命生きるところだった | ハ・ワン

好きなことが天職になる心理学

著者は、公認心理士の資格を持つ、心理カウンセラーの中越裕史さんです。

この本は、今の仕事や働き方に疑問を持つかたに向けて、「好きなこと、やってみたいことに勇気をもってチャレンジしませんか？」と背中を押してくれる本です。

今の働き方、あなたが望むものですか？

なぜこの本をあなたにおススメするのか？

今回2冊目として紹介した「あやうく一生懸命生きるところだった」にも、「働き方」と「幸せ」についてとても多く書かれています。

「人生」において、「働き方」と「幸せ」って、とても深い関りがあるものです。

「離婚後の人生」でも、もちろん同じ。「働き方」が「離婚後の幸せ」の大きな要素となるのです。

あなたは、今の仕事を、こんな風に考えたことはないでしょうか？

こんな風に、結婚しているからこそチャレンジできないこともあるのではないでしょうか？
そう、離婚は、自分自身の生き方、働き方を変えるチャンスでもあるのです。

好きなことにチャレンジするために必要な2つのこととは？

この本では、好きなことを天職にするための大切な2つのポイントを書いていますが、このポイントが、離婚後の状況にピッタリだと感じました。

2つのポイントとは、「絶望する能力」と「時間」です。
以下、1つずつ解説します。

絶望する能力

「自分の人生、このままでいいのだろうか・・・」
人は変わりたいと心から思うとき、こんな疑問と真剣に向き合う必要があります。

真剣に向き合うためには、以下のような「絶望する能力」が必要と言っています。

「このままいけば自分はダメになってしまうと八方ふさがりの状態を受け入れることができる能力」

好きなことが天職になる心理学 | 中越　裕史

離婚に直面したときは、「自分が変わらなければいけない」と強く思うときでもあります。

まさに、「絶望する能力」を発揮しているときなのです。

だから、離婚問題で悩むときは、好きなことを天職にできるチャンスでもあるのです

時間をかける

好きなことを天職にするためには、とにかく時間をかけることが必要です。

当然といえば当然です。
だって、新入社員が一通り仕事をこなせるようになるまで、何年かかると思いますか？

初年度から「頼りになる存在」になるわけないですよね。（稀に初年度から頼られるような人も現れますが）

この本には、
「好きなことが見つかったらすぐ仕事にしちゃいましょう」なんて
無責任なことを言ってません。

好きなことを天職するためには、数年スパンで考える必要があると言っています。

※余談ですが、私も「離婚カウンセリングと行政書士、この二つを仕事にしたい！」と
思い始めてから、勉強期間、開業準備期間を含めて約2年かかりました。

だから、夫婦間の問題を感じたら、面倒だとは思いますが、新しい道の準備を始めておくことをおススメします。

離婚後はなるべく早い段階でチャレンジできるようにしましょう。

新しいことに取り組むと、人生の選択肢が増えます。
心に余裕が生まれます。

ぜひこの本に目を通して、自分の働き方、生き方を見つめてほしいです。

まとめ

今回は離婚後の人生を幸せにするための本を3冊ご紹介しました。

離婚後の人生に不安になってしまうのは、皆同じ。
でも、大丈夫です。

過去に行われた離婚経験者対象の様々なアンケートで、「離婚してよかった」という回答は平均で70％以上はあります。

ちなみに、私が個人的に実施したアンケートでは、実に90％以上の方が「離婚してよかった」と回答しました。

最初は「離婚したくない」とご相談に来られた相談者様でも、離婚した後は、「離婚して良かった」と言うようになる方もたくさんいらっしゃいます。

あなたを幸せにできるのは、あなただけです。
本日ご紹介した本を参考に、あなたの離婚後の幸せ、思い浮かべてみてください。

大丈夫。
離婚をしても、あなたは幸せになれます。